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こうしてまた1つ見所が破壊された。Racha Noi Camera Bay

今日港に行ったら、もの凄い日本人祭りで驚いた。お友達のIanさんが「5月の初めと、8月の中旬に日本人ホリデーがあるのはしってるけど、今何かのホリデーか?」と聞かれたんだけど、全く浮かばず。だって「海の日」ってたしか20日だし、1日だけの休みだから、連休と言う事も無いし...。「分からない」と答えたら、たまたまそばに居た日本人のお客さんが「いえ、海の日です。今は7月第3月曜日なので、3連休だし、うまく組み合わせると5日くらい休みが取れるんですよ」と教えてくれた。海の日!!そうなのか。というか、本当にもう浦島太郎なんだなあ。

で、今日はラチャヤイ ラチャノイ。道中ほぼ揺れなし。凄く快適に行けた。本と2日前まで続いてた嵐がウソのようだ。しかし私のお客さん(DSD)のみゲロ酔い。新婚旅行のニュージーランド人。いや、ハネムーンで寝不足なんじゃないのか???と皆に冷やかされ照れ笑いしながらも口を押さえトイレに駆け込む。嫁(はダイバー)、1人でクルージングを漫喫。今日はいつも酔っぱらったしゃべり方(失礼)のオージーのDMTもついて来たんでまあ2人で1人を面倒見るというとても楽な仕事だった。が、船酔い凄すぎてまともにブリーフィング出来ず。(注:昨日はほぼべた凪)

で昨日入ったのはNorth TipとCamera Bay。

私のお客さん、水中は全く問題がなく、船に戻るとゲロ酔いするので、かわいそうなんでなるべく長く水中にいた。本と、船酔いしてる人って、船の揺れがダメだから、いっその事海の中にいた方のが船酔い忘れれていいんだよね。

そして今日はこれまたシミラン並みの透明度。魚のいないシミラン再び。

風も東風だったんで、ローシーズンにしてはとても珍しく西側に入る。
カメラベイ。通称アオマイ7。ここも15M下のサンゴがスコーンと見えてる。めちゃキレイでテンションもあがる。

さてここカメラベイで見所と言えば、ハタタテハゼと、12-13Mのハナヤサイサンゴの中に隠れている3匹(4匹?)居るカエルアンコウ。もう何年もずっと居る。2年前のラニーニャの影響でプーケット全体のコーラルがダメージを受けた最中にも、このサンゴだけは生き残り、そしてカエルアンコウも安泰だった。
DMTはもちろんこのダイブサイトは知らない。なので、まあ見所はカエルアンコウと、景観がよろしい。と言う話をして、(というか、皆カエルアンコウのサンゴがどこにあるかしらないと言う。いつも誰かについて行くので。笑)私はDSDなので、深度限界がヤバいが、透明度はよいので、DMTに「教えてあげるから自分で見ておいで。」と言っておいた。(まあ、見つけられないだろうなあ。サンゴは分かるけど、奥に入ってるから、この子が自分で見つけれる事は無いだろうなあと。カエルアンコウ見た事が無いんだから。)んで、スコーンと抜けてるカメラベイ。そして探すあのサンゴ...。
「あれ?」ない。
この辺のはずなのに。無い。でももうすぐ目の前におなじみのキノコ岩が見えてる。キノコ岩から10Mも離れてないはずなのに、無い。で、深度見たら下げの時間で12Mまで降りてなかったんで、もう少し近づいてみる。すると、そこには根元からひっくり返ったあのハナヤサイサンゴが頭を地面につけてひっくり返ってた。周りを見ると、そのサンゴの残骸らしきサンゴが粉々に砕かれて散らばってる。サンゴの色はまだ生きてた。

なんかもうDSDの生徒の手を握る手が震えてくるくらい腹が立って来た。

ちょうどガイドしてたDaveおじちゃんも来て、わたしに「カエルアンコウ、どこ?」と聞いて来たので、転がったサンゴ指さして「これ」とやったら、彼もたいそう驚いて、なんとか、ひっくり返ったサンゴを上に向けようとしたけど、すごく重くて断念。中にカエルアンコウがまだいたのかどうかは確認出来ませんでした。

想像するに、漁船、もしくは心ない愚かなクルーズ船が何とも思わず、このサンゴの真上にアンカーを落としたんじゃないかと。たった1つだけ生き残ってたあのサンゴ。カエルアンコウもも何年もあの中にすんでて平和だったのに。ある日突然恐ろしいものは真上からやって来た。
こうしてまた1つ見所が破壊された。Racha Noi Camera Bay_d0081889_13515340.jpg

2年前の写真。いつも奥の方にいるから、いつもピンボケだし、まともに写真は撮れた事が無かったが、かわいかったカエルアンコウ...。

こうしてまた1つ、ダイブサイトから見所が奪われた。自然ってさ、人間が破壊して行くんだよね。そのしっぺ返しが来る日はもうそんなに遠くないと思うけど。
こうしてまた1つ見所が破壊された。Racha Noi Camera Bay_d0081889_13515075.jpg

カメラベイのもう1つの見所の通称タワー。
これも2年前。

何度も言うが、私は完璧なナチュラリストじゃない。(ナチュラリストだったらもうダイビングはできない)でも、できる限りのルールは守りたい。

今日はプーケットでは有名な問題店も(Black Listがあるなら間違いなくTop3にはのってくるダイブショップ)4人くらい生徒連れてたんだけどね、まあ着底しまくりで砂を巻き上げるどころか、サンゴをばきばきに折ってたらしい。Dave Papaがそれ見つけて怒りでキレていた。そして器材を片付けてたら、そこのイントラ(そのショップのオーナーなんだが。)がボートボーイに明日も使うから、この器材をベルトで椅子の下にまとめとけと、やらせてた。そのくらい自分でやれや!!

毒が出るついでに毒出ししてしまうが、たまに、ショップオーナーだから、CDだからと、器材運びとか全く非協力なイントラがいるんだが、自分のお店の器材、ましてはマイ器、自分で面倒見てくれ。↑とうぜん、このおっさんも手伝わず。ショップのオーナーだからえらいのか?!ショップのオーナーでもやる人はちゃんとやる。もうこれは人間性の問題なんだろうなあ。あと、ファランに多いのが、イントラになって、そのままIDCスタッフにまでなる人が多いが、経験は無い、無いがランクだけは上になるんで、きゅうにいろんな事を指示しまくって来て仕切るお人。これも大変面倒くさい。ショップオーナーだろうがCDだろうがIDCスタッフだろうが、皆ダイバーである事には変わりない。最低限のルールや、ヘルプは乗り合い船なんだから、協力してほしいと思う。それがいやなら、あれだな。自社船に乗ってくだされ。それなら誰も文句は言わん。でも、私ももちろん完璧ではないからマナー違反をしている事だってあるかもしれない。ただ、陰口だけは言われる人にはなりたくない。でも私も性格キツい方だから(というか、腹は黒いな。ふふふ。意地クソも悪いし。)人知れず誰かを傷つけているのかもしれない。それは大反省。というか知らなきゃ知らないままだからもちろんお友達で気がついたらちゃんと諭して頂きたい。(と、こんだけ毒を出しても、読んでくれる人日本人なんでね。本人達には届かないむなしさ...。というか、本人達に言えないこれまた気の小さな私なんだよー。だからブログで毒だしするのさー。

そういえば、私がお仕事でキリンさんがチョビの散歩に行ってたんだけどね、そこでなーんと、あの木刀もって暴れた自転車ジジイに遭遇したんだって。その話はまた次回。

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by papaya_mango | 2012-07-13 13:50 | PHUKETでDIVING

何が起きてもマイペンライな島プーケットから今日も海に陸に忙しく発信中 。


by papaya_mango